40歳を過ぎて
明らかに
20代や30代のころとは違う
気持ちになっている
結論から言えば
ジタバタするような年齢でもないのかも
しれない
年齢のせいにはしたくないとは
思うものの
確実に過去の自分とはなにかが違う
私は福祉関係の仕事に就いたのは30代半ば
まだ子供もいなかったし
新しい施設ができるということで応募
最初は介護員ではなく
厨房の栄養士兼調理員として採用された
食材や大きな鍋に囲まれながら
毎日厨房の窓から見える風景に憧れが出てきた
厨房の仕事も楽しかったが
知らない職業である介護員という仕事が
楽しそうに見えた
それから過去の資格であったヘルパー2級を
取りに通い
念願の介護員への入り口に立った
いま考えれば
確かに何がおこるか予想不能な仕事である
人間が相手の仕事である
予想できない行動も多々あり
いろんな力が試される
資格を取ると
この噂を聞きつけて人事担当が来た
通所介護を新設するが異動する気はあるか
との打診だったが
二つ返事で快諾し異動の日を待った
未経験なのに
自分の可能性を過信していた時期だったので
とてもうれしかったのを覚えている
そこから介護現場に10年ほど勤めたのだが
若さかなとしみじみしている
いま40代半ば
ケアマネジャーとして3年目
体力もなくなってきている感じもあり
気持ちも前向きとは程遠い
細かい文字が見えにくくなっているし
記憶力の衰えも感じている
いまさらながら
仕事ってなんだろうな
人生ってなんだろうなと
考える日々である
同じ会社の同僚に話そうかと
思っているが
どこでだれと繋がっているかわからないので
愛想笑いで自分をごまかしている