odamami’s blog

アラフォーのケアマネジャーが綴る日常

ひとが思うこと…

結論から言うと
他人が考えていることは
わからないということ

例えば
施設入居するときの
本人の気持ちと家族の気持ち

ケアマネジャーあるあるなのかもしれない
入院中の本人は病気が治れば
自宅に帰れるものだと思っている

家族は施設に入って欲しいと思う
自宅は日中仕事や学校で誰もいない
そこに病み上がりの高齢な親が
一人でいるなんて
考えただけで心配だ

先日、施設入居した90代男性
自宅近くの施設に入居
本人は自宅に帰れるものだと思っていたが
連れて来られたのは施設

そこで家族が主治医と相談した言い訳を
ポツリと話す

自宅に帰る前に
ここで身体を慣らしてから
帰ってきてほしい

私が聞いても怪しい施設入居理由

しかし
本人はゆっくりうなずき
目をつぶる

病院に入院した理由は
交通事故による後遺症と記憶障害
いまはリハビリのかいがあって
日常生活には見守り程度で心配はない

ひとつ心配なのは
車好きだったようで車の運転

家族が契約を済ませ帰宅
その後に本人の顔を見に行くと

ポツリと話す
いま来たばかりだ。
慣れるまでよろしくお願いします。

家族の気持ち
本人の気持ち

わからないほうがいいのかもしれない
家族でも他人でもわからないほうがいいのかもしれない

人の気持ちはわからないほうがいいのかもしれない

いっときの希望がある場合
やましい気持ちがある場合
様々な気持ちがあるだろう

だからわからないほうがいいのかもしれない
知らないほうが幸せなこともあるかもしれない


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